マンションのような集合住宅では、生活音が下の階に伝わってしまうことがあります。小さな子どもがいる場合には部屋の中で走り回ったときには叱ってしまったり、モノを落とさないよう注意をしていたりする人は多いのではないでしょうか。また、最近はペットブームで犬や猫を飼育しているケースも多くなっていますが、やはりペットが走り回る音も下の階に響きやすく、その対策をしている方もいらっしゃるでしょう。
この記事では、マンションでの防音対策としておすすめである防音マットについて特集しています。防音マットが音をカットする仕組みや、どのような用途に使うことができるか、またマンションで防音マットを選ぶときのポイントやマンションで使える防音マットの人気商品などを解説していきます。
防音マットが音をカットする仕組み
防音マットは、文字通り歩いたときの音が過剰に外に漏れることを防止する効果、外部から過剰に入る音を防ぐ目的で利用するアイテムです。特に、マンションやアパートなどに住んでいる場合には、騒音に対する苦情やトラブルは避けたいと考える人がほとんどでしょう。
防音マットは、跳ね返った音を吸収する吸音機能と、音が出ていくことを防ぐ遮音機能の2つによって音をカットしています。音というものは元々振動であり、その振動エネルギーを別のものに変換することで吸音や遮音を可能にしているのです。
防音マットは、商品ごとに使用用途が異なっています。目的に合う機能および効果を持つものを使用しなければ想定していた効果を発揮してくれないことがありますので、慎重に防音マットを選択することが大切です。
防音マットはどんな用途で使われるの?
マンションなどの集合住宅において、防音マットはこういった用途で使用されています。ここに書かれているような状況が起こっている場合は、防音マットの導入を検討した方がいいでしょう。
1.室内で走りまわったり跳ねたりするときの子供の足音対策
マンションの部屋で子供と生活をしていると、室内で遊んでいる内に走り回ったり飛び跳ねたりして下の階に騒音を与えてしまうことがあります。このようなとき防音マットを使っていれば音を吸収してくれるので、下階に住んでいる人に騒音を与えるリスクを下げてくれます。
2.室内で飼育している犬などのペット用
ペットブームからも、マンションで犬や猫を飼育されている人もいらっしゃるでしょう。こういった場合も、防音マットを使うことで、ペットが走り回る音やトイレの後に砂をかけるときに生じる音を吸収する効果を期待できます。
3.楽器の練習用として音が漏れるのを防止
中には、ピアノやドラムなどの楽器をマンションで練習されている方もいるでしょう。楽器の演奏が許可されているマンションであっても、防音マットを使って可能な限り音を遮断することは近隣に住んでいる人々へのマナーと言えます。
4.エアロビクスやダンスなどの運動用の遮音
室内でダンスやエアロビクスを行うと、マンションの部屋では下の階や近隣の人々に運動音を与えてしまうことになります。部屋の中で運動をする習慣がある場合は、防音マットを使って運動音を遮音した方がベターです。
防音マットを選ぶならここをチェック!
防音マットを購入したいけれど、選ぶ時にはどのようなことに注意しなければならないのか分からない方もいらっしゃるでしょう。ここでは防音マットを選ぶときのポイントについて解説します。
1.防音マットの厚みは遮音性に関係する
厚みは防音マットの遮音性の目安になります。しかし、厚すぎると上に置いたもののバランスが不安定になってしまうといったこともあるため、適切な厚みのものを選びましょう。防音マットの中には遮音等級が記載されている商品もあり、遮音等級は数値が大きいほうが遮音性は高くなります。
2.利用する場所に最適なサイズをチェックしよう
防音マットは、30cm×30cmや98cm×98cmなどの正方形や91cm×45cmなどの長方形、様々なサイズの防音マットがあります。利用する場所に最適なサイズおよび形状を考えて選ぶことが大切です。
3.長く使うアイテムなので衛生面も要チェック
防音マットは床の上に敷いて使うアイテムですから、防臭機能や防ダニ機能が付いているタイプがおすすめです。さらに、洗濯ができる防音マットなら衛生面においても安心に繋がります。
4.空間をオシャレにしてくれるデザイン
防音や遮音の為に利用する防音マットですが、中にはインテリアにマッチするデザインやカラーのものもあります。部屋の雰囲気を大切にしたい方はデザイン面にも注目してみましょう。
5.防炎や撥水などその他の機能もチェックしましょう
防音マットの中には撥水加工が施されているものや燃えにくい防炎機能が付いているタイプもあります。購入を検討しているものにはどのような機能が付いているのか確認するとより良い商品が選べる可能性が上がります。
目的で選ぶ!マンションで使える防音マット人気12選
マンションで利用できる防音マットには様々なものが販売されています。一口に防音マットと言っても利用する目的ごとに適した商品がありますので、どのような目的で購入するのか明確にすることが大切です。ここでは、子供の足音、室内飼いのペット、楽器の練習、ダンスなどの運動という4つの目的ごとに、おすすめの防音マットをそれぞれ3つずつご紹介します。
子供の足音対策になる防音マット3選
特に小さな子供の足音対策に効果的な防音マットを3種類ご紹介します。
おすすめ商品その1
出典:ディノス
こちらのタイルカーペットは、約50cm角の正方形で子供が騒いでも安心の防音タイプです。遊び毛が少ないループパイル素材で埃も出にくい点もおすすめです。カラーバリエーションも豊富にあるのでインテリア感覚で利用することができますし、防炎・防音・静電などの機能も備わっています。
おすすめ商品その2
出典:タンスのゲン
こちらは木目調タイプの防音マットで、59cm角のジョイント式で1セットに32枚が入っています。32枚を繋げることで約6畳の部屋に敷き詰めて子供が走り回るときの足音を軽減してくれます。また、床暖房にも対応しているのでリビングにも利用できます。
おすすめ商品その3
出典:Yahoo!ショッピング
こちらは2.5cmの厚みを持つパズルマットです。厚みがあるので高い防音性が期待でき、またクッション性も担保されていますので、子どもが走り回って転んでしまったとしても安心です。
室内飼いのペット対策になる防音マット3選
マンションの部屋で、犬や猫などのペットを飼育している人におすすめの防音マット3選をご紹介します。
おすすめ商品その4
出典:ラグモア
こちらのフローリング風の防音カーペットは、洗うことができるのでペットがいる部屋にも最適です。抗菌機能もあるので常に衛生的に利用できるのも魅力と言えましょう。
おすすめ商品その5
出典:Yahoo!ショッピング
こちらの防音マットは防水機能と抗菌機能を兼ね備えた、ペット用にぴったりのアイテムです。抗菌作用は99.9%で皮膚炎やアレルギーになりにくく、また、優れたクッション性を兼ね備えていてペットの関節への刺激を緩和してくれます。
おすすめ商品その6
出典:楽天市場
このタイルカーペットは、20種類のカラーバリエーションから好みのものを選ぶことができますし、カットすることもできるので部屋のレイアウトを作るときにも便利です。表面は耐久性に優れたナイロンパイルなので、元気な犬や猫がいる部屋でも安心です。
楽器の練習をしたい人におすすめの防音マット3選
楽器の練習を部屋で行うときにおすすめの防音マット3選をご紹介します。
おすすめ商品その7
出典:Amazon
優れた防振および防音性能を持つフロアマットです。このフロアマットを使うことで発生音は約20%軽減できる、カッターナイフで切断することもできるので使用するスペースに合わせて加工を施すことも可能です。一般的なゴム製品とは異なり、屋外でも利用できる耐久性があります。
おすすめ商品その8
このドラムマットは、低反発素材で作られており、防振・防音機能に加えてゴム独特の匂いがないなどの特徴を持ちます。サイズが130cm×120cmなのでドラムセットの下に敷くのにちょうど良い大きさです。
おすすめ商品その9
出典:Yahoo!ショッピング
こちらの商品は、電子ピアノ向けに作られた、打鍵音やペダル音を抑えてくれる防音絨毯です。厚みもちょうどよく、電子ピアノの下に敷いておけばマンションの中での練習も安心です。
ダンスなどの運動をする人におすすめの防音マット3選
室内で、ダンスの練習やエアロビクスなどの運動を行う人におすすめの防音マット3選をご紹介します。
おすすめ商品その10
出典:Amazon
この商品は、高密度TPE素材を採用しているためリバウンドおよび衝撃性能に優れているので、縄跳びをするときも膝などへの負担が軽減されます。折り畳み式なので使わないときにはコンパクトに収納できるのも魅力です。
おすすめ商品その11
出典:Yahoo!ショッピング
厚手5cmで三つ折りに畳むことができるスポーツマットです。このスポーツマットを敷くことで、音や振動を抑える効果が期待できるようになるのでマンションなど集合住宅でも気兼ねなく運動ができます。
おすすめ商品その12
出典:ベルメゾンネット
3つのサイズと3色から選ぶことができる防音厚手ラグです。30mmのウレタンフォーム入りでクッション性が良く、底つき感も少ないため階下への防音対策にも効果的です。また、カバーは水洗いができるので衛生的に保てます。
まとめ
この記事では防音マットについて解説してきました。防音マットは、マンションの中での運動や楽器演奏など、目的ごとに選ぶべきアイテムが変わってきます。自分に合った防音マットをお部屋に取り入れて、ストレスの少ない生活を送れるようにしましょう。