高層マンションのベランダなどの高所から、不幸にも子供が転落して死亡したり大怪我を負う事件がありますが、転落防止を徹底して大切な命は大人の責任としてしっかりと守りたいところです。
ひとつめに気を付けたいのがベランダの周辺に、できるだけ物を置かないことです。
通常のベランダでは小さな子供が登るのは難しく、それを乗り越えて転落まで至ることは考えにくいですが、椅子や脚立、ガーデニングのプラントなどがあるとそれらを踏み台にして登った末に転落まで至った事例があります。
洗濯物を干すための脚立などは毎回持ち運ぶことが面倒で置きっぱなしにしてしまいがちですが、子供のためにも毎回使う時だけ設置して使い終わったら片付けるのを徹底します。
ふたつめに最も合理的なのは子供をベランダに近づけさせないことです。
窓に鍵を掛けたり子供用のフェンスなどを設置して物理的に入れないようにするほか、日頃から近づかないように教えます。
最後に言及したいのが、昨今問題になりつつある育った環境の問題です。
生まれた時から高層住宅で暮らし続けてきた子供の中には、高さに慣れてしまっていることから恐怖心が希薄となり、平気でフェンス際まで近づいて下を眺めてしまう場合もあります。
これにより、飛び降りても何も起きないと錯覚して飛び降りたり、突風に煽られて転落してしまった例もあります。
従って、日頃から高い場所は危険であることや、あなたの命は大切であると愛情を持って根気強く教えることも大切です。
これらの3つの方法の相乗効果により転落防止を実現し、子供を守りたいところです。