【7−3】炎上に気をつけよう | シンクロン・ナレッジ
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価値観の対話場 シンクロン

【7−3】炎上に気をつけよう
POINT
【1】サイバーカスケードは存在する
【2】議論を一歩引いた視点から見よう
【3】共感できるポイントを探そう

議論における「炎上」とは、人の悪口を言ったり誹謗(ひぼう))、人の欠点や過失などを取り上げて責め立てたり非難)、根拠のないことを言いふらして他人の名誉を傷つけたり中傷(ちゅうしょう))することを、お互いにやり合ってしまい、本来の議論の論点から離れていってしまうことです。
「炎上」は、企業や個人の不祥事や問題発言などをきっかけにして、爆発的に批判的コメントが集まってしまいます。
こうなってしまうと、建設的な議論はできませんし、元の論点にもどることも難しくなってしまいます。
何より議論がぜんぜん楽しくないじゃないですか!
憲法学者のキャス・サンスティーンさんは、ネット上で個人が欲望のままに振る舞うと、その行動が極端に肥大化してしまう現象「サイバーカスケード」と呼んでいます。サイバーカスケードは、議論における「祭り」といった良い事も含まれます。ですから、炎上はサイバーカスケードの1種というわけですね。

炎上のきっかけ
リアルの議論では、気を使って言えないようなことも、ネットの議論では簡単に言えてしまいます。また、ネットの議論では、発言に対する責任もそんなにないですから、感情に任せた否定的な発言も出やすくなってしまいます。批判された方は、自分の人格まで否定されたような気がしてしまい、更に感情的に対応してしまいます。これでは悪循環ですね。
では、どうすればいいのでしょうか?
炎上を避ける為におさえておきたい3つのポイント
【1】サイバーカスケードが起こってしまう可能性は常に否定できません。
おそらく人間とは、このような生き物なのでしょう。ですから、サイバーカスケードを無くすことを考えるのではなく、最小限に押さえましょう。そのためには、「今、サイバーカスケードが起こっているかもしれない」ということを意識しましょう。
【2】議論を一歩引いた視点(メタ視点)で見よう。
今、議論がどんな状態なのか、自分や相手は感情的になり過ぎていないか。よりよい議論に向けて協力できているか、といったことを常に意識しましょう。
【3】共感できるポイントを探そう。
非難、誹謗、中傷をしてしまう背景には、その人の価値観が隠されているはずです。相手の価値観が見えないからこそ、相手の発言が理解できないのです。相手の発言が価値観に基づいた本心からの発言であれば、共感できるポイントはきっとあるはずです。シンクロンでは価値観を3つに分けて可視化しています。その3つの価値観をたよりに、相手の発言に共感できるポイントを探してみましょう。
価値観を意識した議論をしていけば、炎上を防ぐことができるだけでなく、共感によってより深い議論ができるはず。
うん、きっとそのはずです。
レベル7おつかれさまです
おつかれさまです。
ここまでで、レベル7【議論の落とし穴】はおわりです。
「線引きの議論に気をつけよう」「議論のための議論に気をつけよう」「炎上に気をつけよう」の3つをみてきました。この3つに共通のしていることは、議論を一歩ひいてみることですね。
次の第4章では「議論のテクニック」を紹介します。
2014年中の公開を予定しています。
お楽しみに!!