【5−2】トートロジー(循環論法)に気をつけよう | シンクロン・ナレッジ
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【5−2】トートロジー(循環論法)に気をつけよう
POINT
「トートロジー」とは「循環論法」のことであり
「循環論法」とは「トートロジー」のことである

「トートロジー」とは「循環論法」のことであり
「循環論法」とは「トートロジー」のことである
これでは、何も説明になっていませんね。
同じように・・・
議論の場において似たようなことが起こることがあります。
相手に理由を質問すると、理由を答えてもらった。
その理由について、さらに質問すると・・・
最初の理由に戻るといった場合です。
ループ(循環)です。
会話
私:
この絵はなぜ1億円で売り買いされるのでしょうか?
相手:
一流の画伯の絵だからです。
私:
その方は、なぜ一流の画伯なのでしょうか?
相手:
この絵が1億円で売り買いされるからです。
え?
これって、ちゃんと説明できてないんじゃないの?
主張を支える理由が、
ループ(循環)してるんじゃないの?
辞書で「トートロジー」を調べたら、「循環論法」を参照と書かれていて、
「循環論法」を調べたら、「トートロジー」を参照と書かれていることと、
同じじゃないのか?
そうなのです。
ループしているんですね。
トートロジーに気をつけるためには、
理由を2回にわたって質問することです。
理由が循環していないか、相手の主張に気をつけましょう。
書物などでは・・・
ページをまたがって、トートロジーが使われているケースがありますので、
気をつけましょう。
【原因・理由】この絵は1億円で売り買いされているので、
【結果・主張】一流の画伯の絵である。
上記のように言っておいて、何ページ後に・・・
【原因・理由】一流の画伯であるという事実から
【結果・主張】この絵は1億円で売り買いされて当然なのだ。
ということが導かれる。
2つの文章が並んで書かれていれば、
トートロジー(循環論法)に気が付きやすいと思います。
しかし・・・
ページが離れていると、気が付きにくいですので注意しましょう。
「トートロジー(循環論法)」は、主張と理由がループしていますね。
どちらの主張も、どちらの理由も、まだ正しいとは決まっていません。
それなのに・・・
どちらの主張も、どちらの理由も正しいかのように感じてしまいます。
「Aという主張」を正しいことを証明するために、
「Bという理由」をもってきているのに・・・
「Bという理由」を正しいことを証明するために、
「Aという主張」をもってきています。
あぁ、
なんてわかりにくいんでしょう(>_<)
要するに・・・
「まだ正しいと決まっていないこと」を、
「正しいという前提」で話をすすめているんです。
だから、気をつけた方がいいのです。
こういうことを・・・
「論点先取り(結論先取り)」といいます。
ですから・・・
「トートロジー」は「論点先取り」の
一種なのですね。
といっても・・・
いまいちピンとこないですよね。
次のページでは、
「論点先取り(結論先取り)」を見て行きましょう。
具体例で見ていきます。